若い人というのはこういうことに鈍感なところあるかもしれない、と思いつつも
私の兄弟姉妹の配偶者の親からの恒例のさくらんぼ。1度の説明ではどういう関係なのかすぐには把握できないくらい血のつながりが一つもない遠い姻戚。細い細いつながりなのだけれど、とても親しくしていた。1年前、病気で倒れた。ようやく動けるようになり、先日連絡が来た。そしてこれが贈られてきた。
贈り物は嬉しい。けれど、切ない。もう連絡、ないかもしれないし。このようにして年々親しい人達がフェードアウトしていく。年上だけでなく同年齢や後輩も。
直筆であろうラベルを丁寧に保存して、子にそんな説明をして手渡した。子には全然何も伝わらなかった。
子も美味しいと言いながら食べていた。その横で、私はなにやら人生をかみしめながらじっくりといただきました。
ねぇ、美味しかったよ。またおしゃべりしたい。もう少しで子育て終わる。そしたら一緒に遊ぼうねと話していたのに。養生してね、元気でね。長生きしようね。